日本で人気のあのペットがLAでは飼えない! 意外と知らないカリフォルニアの違法ペット。

長期化するコロナ禍により、ペット観葉植物の需要が高まっていると聞きます。

だからと言う訳ではないのですが、ここ数か月ほどで我が家には小さな観葉植物が増えました。
室内の緑化で清々しい気分になりますし、育って行く植物から癒しを得ています。

そして現在…
我が家が検討しているのが、小動物を家族に迎え入れる事です。
そこで、真っ先に候補として挙がったのが日本でも人気の「ハリネズミ(Hedgehog)」

The Pet Doctorより

このような愛くるしい顔をして、生きた昆虫などをエキサイトしながら食している映像を目にするとやや抵抗はありますが、人工フードの中には昆虫の成分が含まれているため、生きた昆虫を与えなくても影響はないとの事ですので個人的にホッとしました。

もうすっかりハリネズミを迎え入れるつもりで気分が高揚していたのですが、ここで思わぬ事実を知る事になります。

INSIDERより

驚く事にハリネズミは、ジョージア、カリフォルニア、ハワイ、ペンシルベニアを含むいくつかの州で禁止されているとの事!
またワシントンDC及びニューヨーク市の5つの行政区全てにおいては、トゲのある哺乳類をペットとして飼う事は違法だそうです。

つまり…
カリフォルニア州ではハリネズミを飼う事が出来ないという事です。

何故だ…(‘・c_・` )

INSIDERの記事によれば、ハリネズミは生息地や食物を求めて在来種と競争することで地域の生態系を脅かすだけでなく、サルモネラ菌などの病気やバクテリアを運ぶ可能性もある事が、これらの州や地域においてハリネズミを飼育する事が違法とされる理由だそうです。

でも、それはハリネズミを飼う事が合法である他の州や日本においても同じ可能性がある訳ですよね。
何だかスッキリしないな…

その他にもFerret (フェレット)やSugar glider (フクロモモンガ)など日本で人気のペットでも、カリフォルニア州では飼う事が禁止とされている動物がいくつかありますので、ペットを迎え入れる前にそれらが合法であるかをご自身で調べてみる事をお勧めします。

ハリネズミを我が家に迎え入れる夢は儚く散りましたが、現在も小動物を家族に迎えるべく自身が希望する動物が合法であるか調査中です。

個人的なお話ではありますが…
私自身、日本で生活をしていた時に何度か犬を家族に迎えました。
いくつになっても散歩に出掛ける前は興奮のあまり「嬉ション」をしてしまうワンコでしたが、散々走った後は驚くほど長い舌を出して滝のようなヨダレを排出していました。

中学時代に初めて愛犬とのお別れの経験をしましたが、人間の人生と比べたらあまりにも早過ぎる彼の「死」を受け入れる事に、当時の私にはかなりの時間が必要でした。
家族であり親友だったからです。

「かわいい」からと安易にペットを迎え入れ、途中で飼育を放棄してしまう飼い主も多いと聞きます。
コロナ禍でペット需要が高まる一方で、経済状況の悪化などの事情でペットを手放さざるを得ない飼い主の方々もいるそうです。
様々な事情はあると思いますが、ペットの命に最後まで責任を持つ覚悟が無ければ、家族として迎え入れるべきではないと思います。

ところで…
先日カリフォルニア州知事より、限定的な自宅待機命令(Limited Stay at Home order)が発出され、本日11月21日(土)午後10時から12月21日(月)午前5時まで有効となるとの事ですが、一部の情報では延長になる可能性もあると言われています。
(この期間中の、毎日午後10時から午前5時までの時間がLimited Stay at Home orderの対象。)

カリフォルニア州知事 Twitterより

カリフォルニア州の経済再開計画のガイドラインにおいて「パープル」の段階の全てのカウンティに有効で、発令された19日には南カリフォルニアの全てのカウンティを含む41カウンティとなっており、これは州全体の人口の94.1%に値するそうです。

ホリデーシーズンで多くの人達が接する機会が増えるでしょうから、現状からすると仕方の無い事ではありますが、いずれにしても、こうした事がPanic Buyなどの混乱を引き起こすきっかけにならないよう願います。

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